土台継手のメス伸び240㎜ ぶっちゃけシリーズvol.5

 『ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?』vol.5


   土台継手のメス伸び240mm   

※どこ探しても参考例が無い、聞く相手もいない、自分の頭で考えてひねり出す、それが日常茶飯事、構造屋の仕事です。そんなこんなで、自己流でやってるけど、ほんとは合っているのか不安だ、、、。
『ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?』シリーズでは、みんなが自己流でやってそうなトピックを取り上げてます。稚拙を暴露する恥を忍んで、私の自己流を載せてます。
ぜひ、みなさんも自己流を、コメントにお寄せ下さい。



■土台継手のメス伸び240㎜■

前回の「ぶっちゃけ、みんな、どうしている? vol.4  土台継手のアンカーボルト位置」は、土台継手のアンカーボルトの位置をどのくらいにするにか?という、話をしました。


今回は、「土台継手のメス伸び240㎜」の話です。

前々回の「ぶっちゃけ、みんな、どうしてる? vol.3 土台の継手」で、土台の継手は、「メス伸び」にするか、「オス伸び」にするのか、の話を書きました。

わたしは「メス伸び」にしている。とも、書きました。

では、メス伸びは、柱からどのくらい伸ばすのか(持ち出すのか)?


土台の継手をどのくらい柱から伸ばすのか?、、、、木造は、いつだって、こういうところの文献がないんですよね、、、。

ぶっちゃけ、みなさん、どうしてます?

わたしは、「240㎜」にしてます。

なんで「240㎜」?

昔、プレカット屋さんに、教えてもらってから、「240㎜」にしているだけです、ハハハ。

まぁ、これが、本音なんですが、もうちょっと、真面目に考えてみます。


柱持出=4M材-20㎜x2-120㎜/2-3640㎜=260㎜以下

4M材は定尺なので、理由はありません。

20㎜は、材端の切り落とし分です。材端は狂いがあるので、定尺4Mを丸っと4Mは使えない。なので、材端をいくらか切り落とす。どのくらい切り落とすのかは、よく知りませんが、20㎜くらいみとけば、いいだろう~くらいの感じです。(てきとうで、すいません、、)

3640㎜は、3640㎜です。わざわざ書かなくても、わかりますよね?

120㎜/2は、柱材角の半分です。105㎜、120㎜ありますが、不利側で120㎜にしてます。

ということで、事実上、柱持出は260㎜以下にするしかない。

下の絵を見てもらった方が、わかりやすいです。



だったら、柱持出は260㎜でいいんじゃない?

とも、思うのですが、とりあえずは、わたしは、プレカット屋さんに教えてもらった「240㎜」を採用しています。


設計でメス伸びを何ミリにするのか?とか、こうのって、構造屋さんによって、違うと思います。

木造って、こういうところ、ファジーです。

ほんとは、実際に加工をする、大工さん、プレカット屋さんに、定尺の材端切り落としや、加工寸法を教えてもらえたら、設計にフィードバックできるのになぁ、なんて思います。

今度、聞いてみようかしら?


あっ、なにか、ご存知の方、いらしたら教えてください。

コメント、お待ちしてます。


次回は、「ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?vol.6  間崩れとアンカーボルト」です。


他の『ぶっちゃけ、みんな、どうしている』シリーズも、見てね。

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