土台継手のアンカーボルト位置 ぶっちゃけシリーズvol.4

『ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?』vol.4


   木造 土台継手のアンカーボルト位置   

※どこ探しても参考例が無い、聞く相手もいない、自分の頭で考えてひねり出す、それが日常茶飯事、構造屋の仕事です。そんなこんなで、自己流でやってるけど、ほんとは合っているのか不安だ、、、。
『ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?』シリーズでは、みんなが自己流でやってそうなトピックを取り上げてます。稚拙を暴露する恥を忍んで、私の自己流を載せてます。
ぜひ、みなさんも自己流を、コメントにお寄せ下さい。



■土台継手のアンカーボルト位置■

前回の「ぶっちゃけ、みんな、どうしている? vol.3  土台の継手」では、「オス伸び」と「メス伸び」の、どっちを皆は使っているのか?という話をしました。

今回のブログ記事は、「土台継手のアンカーボルト位置」の話です。



皆さんは、土台継手のアンカーボルト位置は、どのようにしていますか?


わたしは、土台継手を「メス伸び240㎜」とし、アンカーボルト位置は柱芯から400㎜と200㎜の両側に配置しています。



柱芯から200㎜というのは、まぁ、大体のいろんな書籍に書いてあるので、それに倣っているだけなので、特に何も考えずにそうしているのですが、、、(これも、なんで200㎜なんでしょうね?)


問題は、上図の左側のアンカーボルトの方です。

土台継手のアンカーボルトの位置をどのくらいにするのか?

わたしの知る限り、土台継手のアンカーボルトの位置をどのくらいにするのかを明確に示している文献はありません。(もしかしてあるかも、、、知っている方いらしたら、教えてください)


そのため、わたしは、メスの方の端から160㎜行ったところに、アンカーボルトを設定してます。



なんで、160㎜?

スクリューワッシャの頭を想定して土台にあける孔径を21㎜に設定した場合の絵が下の絵です。オスの端あきが、149.5㎜です。柱の引抜を考えると、オスの端あきを、とっておきたい。理由としては、そんな感じです。




なんとなく、柱の引抜で、土台に上方向に曲げが加えられたときに、土台の孔から誘引されて、割裂されるんじゃないかなぁ、、、と。

よくは、わかりませんけどね、、、個人的に、嫌な感じがするだけなのですが。。


でも、アンカーボルトの位置を離せば、離すほど、柱の引抜に対しては、不利になっていくので、400㎜は、やりすぎかなぁ。。。


350㎜なら、端あきが、99.5㎜になる。

300㎜なら、端あきが、49.5㎜になる。


土台継手のアンカーボルト位置は、350㎜でもよさそうだなぁ、今度から350㎜にしようかなぁ。。。どうしよう、、、。

うん?その前に、鎌んところで、先に壊れちゃうか?

だったら、やっぱり400㎜にして、割裂を回避する方がベターなのか?

う~ん、悩ましいな~。



他の構造屋さんは、どう考えているんだろう、、知りたいな。

こんなこと気にしてるの、もしかして、わたしだけだったりして。気にしすぎ?


次回は、「ぶっちゃけ、みんな、どうしてる?vol.5  土台継手のメス伸び240㎜」です。


他の『ぶっちゃけ、みんな、どうしている』シリーズも、見てね。


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