構造屋の本棚 鉄骨造 「マンガでわかる溶接作業」
構造屋の本棚 鉄骨造
構造屋の本棚には、どんな本が並んでいるのか?
構造屋が、どんな本で学んでいるのか?
構造屋が、どんな本で学んでいるのか?
構造屋の新米さんも、古参の構造屋さんも、他の構造屋さんが、どんな本を読んでいるのか興味ありませんか?
わたしは、他の構造屋さんがどんな本を読んでいるのか、すごく興味があります。
まだまだ構造屋としては勉強不足ですが、わたしの本棚から「これはいいよ!」とおすすめできる本を紹介します。
■構造屋の本棚 鉄骨造■
紹介している本:「マンガでわかる溶接作業」2018年出版
マンガ本です。溶接初心者向けに書かれてます。要所、要所で、専門的な溶接の解説もついてます。舞台は鉄工所です。鉄工所で普通の女子大生が、溶接を一から教えてもらい、溶接資格を取得するまでのストーリーが、コミカルに描かれています。
鉄骨造って、なんでか分からないけど、工業製品ってイメージがあります。
事実、鉄骨の部材は工場で作られているので工業製品です。
でも、鉄骨部材をそのまま、現場に搬入して、建物が建つわけではないです。
鉄骨部材は、鉄工所に持ち込まれ、人の手で、切断、孔あけ、溶接などの加工をします。
加工を加えた部材が、現場に搬入され、鳶職人の手で組み立てられ、建物が建つわけです。
鉄骨の溶接の品質に関しては、溶接工の技術習熟度に左右されている部分が大きいです。
ですが、たとえ熟練の溶接工さんであっても、溶接に関して無知な設計屋さんに当たってしまえば、宝の持ち腐れ、そのパフォーマンスは落ちてしまうでしょう。
そう考えると、鉄骨造って、無機質な工業製品どころか、どろどろに人間臭いです。
構造屋としては、常に「職人さん」の存在を頭に入れて設計したほうが、結果的に良い建物を実現できるのでは、ないのかなぁ、なんて思います。
「マンガでわかる溶接作業」は、溶接初心者向けに書かれていますが、わたしみたいに溶接が知りたいなと、思っている構造屋さんにも、とっても参考になる本です。
「構造屋の本棚 鉄骨造」のバックナンバーも見てね。
構造屋の構造屋による、構造屋の為の交流会
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