構造屋の本棚 木造 「鉄骨木造併用構造 設計施工管理指針」

紹介している本:「鉄骨木造併用構造 設計施工指針」昭和56年

※現在(2024年3月)、古書として高値で取引されているようです。5年前に入手した時は、1500円で買えたのですが、、、。いつの間にか、3万円もするようになっています。高っ!


鋼材倶楽部(現:日本鉄鋼連盟)の本です。

鋼材倶楽部の本は、当たりなことが多いので、個人的に鋼材倶楽部が好きです。

この「鉄骨木造併用構造 設計施工指針」も、当たりの本です。

内容をひと言でいうと、木造建築物に鋼製ばりを使うときに、と~ても参考になる、です。

具体的な納まり図や、計算例、なんなら断面性能表や、特殊荷重としてピアノや冷蔵庫の重さまで記載してくれています。

いたせり、つくせりです。

この1冊あれば、鋼製ばりの納まり図・検討書が、作れてしまいます。

ありがとう!鋼材倶楽部様!

昭和56年出版ですが、全然、古くなんてありません。現在、このような中身の本は皆無ですので、設計で鋼製ばりを使うときには、非常に助かります。

ほんとに、ありがとう!鋼材倶楽部様!


この本が大好きすぎて、もっといろいろ、お伝えしたいのですが、

わたしが、なんだかんだ言うよりも、

目次を見た方が、より具体的にわかると思います。

なので、下の目次を見てくださいね!


第1章 鉄骨木造併用構造の定義とその実情

 1.1 鉄骨木造併用構造の定義
 1.2 実情調査
 1.3 鉄骨木造併用構造の今後の見通し

第2章 接合部分の施工事例

 2.1 施工事例の選定要領
 2.2 施工実例

第3章 鋼材と木材

 3.1 建築資材としての歴史
 3.2 強度・剛性
 3.3 座屈およびねじり
 3.4 許容応力度
 3.5 それぞれの長所・短所

第4章 溶接の知識

 4.1 溶接の利点
 4.2 溶接の欠点
 4.3 溶接部の欠陥
 4.4 欠陥の調べ方
 4.5 溶接図面の見方

第5章 接合
 
 5.1 釘接合
 5.2 ジベル接合
 5.3 ボルト接合
 5.4 高力ボルト接合
 5.5 溶接接合

第6章 構造計画と構造設計

 6.1 全体計画
 6.2 接合部の設計
 6.3 鋼製ばりの設計
 6.4 振れ止めの設計
 6.5 小屋組トラスの設計
 6.6 鋼製ばりに対する柱の設計
 6.7 筋違の設計
 6.8 基礎の設計

第7章 接合部分標準図

 7.1 標準図作成目的
 7.2 大ばり接合部
 7.3 水平筋違接合部
 7.4 方杖接合部
 7.5 はりの振れ止め接合部
 7.6 屋根トラス接合部
 7.7 けたばり接合部
 7.8 根太接合部
 7.9 間柱接合部
 7.10 柱脚接合部
 7.11 鉛直筋違接合部

第8章 施工上の注意

 8.1 施工順序の重要性
 8.2 間柱の施工
 8.3 大ばりの施工
 8.4 施工時の注意事項

第9章 積算資料

 9.1 資料作成目的
 9.2 断面比較表
 9.3 木造ばりと鋼製ばりとの価額比較表
 9.4 柱とはりの接合金物の価額
 9.5 小屋組トラスの価額

第10章 実例建築物の構造設計

 10.1 建物の概要
 10.2 構造計画の方針
 10.3 施行令第46条による耐力上必要な軸組の長さの検討
 10.4 実例建築物の構造計算

付録
 付録1 荷重に関する資料
  1.1 固定荷重
  1.2 積載荷重
  1.3 特殊な積載物の重量表

 付録2 材料および部材の許容応力度
  2.1 木材の許容応力度
  2.2 鋼材の許容応力度

 付録3 接合部・継手設計資料
  3.1 木造用ボルト
  3.2 鋼材用ボルト・高力ボルト・溶接

 付録4 軸組長さ算定資料
 
 付録5 形鋼の断面性能表

 付録6 鋼製ばり標準断面表
  6.1 使用上の注意
  6.2 標準断面表
 
 付録7 鋼製ばり断面算定図
  7.1 作成過程と利用の仕方
  7.3 鋼製ばり算定図

 付録8 柱設計資料
  8.1 計算を要しない最小径
  8.2 柱算定図

 付録9 ボルト本数算定図

 付録10 関係法令等抜すい

では、また。


構造屋の構造屋による、構造屋の為の交流会

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