製材7m飛ばし 木造の構造設計

 木造住宅の意匠屋さんとの打合せ後、世間話などの雑談をしていて、不意に

「どうして、7m、無いのかな~」

と、意匠屋さんが残念そうな顔をして言いました。


7m材も、一般流通材では無いというだけで、物がないわけではないですよ。

と言いかけたが、

「どうしてでしょうね、、、」

と、分からないふりをして、その雑談を終わらせた。


その日の打合せで、製材7m飛ばしを回避する代替案を提示した。

意匠上、こだわりの無い部分だったようで、特に抵抗されることは無く、意匠屋さんの了承を得られた。

その際に、製材7m飛ばしを回避したい一心で、私が製材7m材は流通して無いと言ったことに対して、7m材があれば簡単なのに、なんで無いんだろう~くらいの悪気のない軽い発言だったと思われる。



実際のところ、製材でも7m材は用意できる。

問題は、それをどこから探してくるかということ事、

乾燥などの準備期間、搬入計画や、金額などの面倒なことを、誰かが責任を持って処理しなければならないという事。

それをクリアするだけの労力に値するほど、意匠上のこだわりがあるのならば、やりましょうと、こちらもなるのですが、、、。


話は変わりますが、私は山登りが好きです。

暇をぬって、近場の里山にちょくちょく出かけるのですが、その山では杉の大木が見られます。


足を留めて、しばらく大木に見入っていると、この場所で百年以上の年月をかけて、大きくなってきたんだなぁと思うと、ちょっと胸が熱くなります。



今度、意匠屋さんを山に誘ってみようかしら?

その際に、7m材を用意するということは、この大木を伐採するということですよ。と、教えてあげたい。

意匠屋さんは、どんな顔をするだろう?


構造屋の構造屋による、構造屋の為の交流会

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