投稿

1月, 2025の投稿を表示しています

数学と私

わたしは、30才の頃に、全くの未経験から構造設計事務所に入りました。 高卒だし、学生のときも勉強も得意じゃないというか、不向きな方だったと思います。 なので、いわゆる工学系の大学をでている構造設計者に対峙すると、わたしの知らない学問を相手は学んできた積重ねがあるんだろうなと、ちょっと劣等感を持ちます。 でも、そんなことを今更、仕方ないじゃない? 人生の途中で、構造設計の仕事に就くなんて思わなかったし、分かってたら工学系の大学に進学してたよ、そんなことでクヨクヨする時間があったら、できる範囲で今から学べばいいじゃない? と自分で自分を鼓舞するようにしています。 「劣等感」って、なんとなくマイナスイメージな言葉ですけど、案外悪くないと思います。 人より劣っていることを自分で認めることができるなら、劣っていると思う部分を補ってやればいいだけですから。 劣っていると思う部分を洗い出して、とりあえず手を出せるところから独学で勉強しているので、亀の歩みですが、なんとな~く、ちょっと分かってきたかも。 と思うときもあれば、 「やっぱり、わから~ん、無理無理、難しい、ひ~」と挫折感に打ちのめされるときもあったりして。 でも、そんなこんで地道にやっているうちに、ここ何年か前から、 「劣等感」を克服する勉強が、シンプルにただ「おもしろいぞ」という心境に変化しつつあります。 また、年を重ねて、だんだん自分が何者かなんてど~でもよくなって、単純に面白いことを楽しみたいの思いが強くなってきたせいかもしれません。 「大人になった今、学ぶのが楽しい」 って言う人、わたしの周りにも結構います。わたしも、同意です。 今だから思うのですが、学生の時にはどうやっても「学ぶのが楽しい」なんて心境にはなれなかったと思います。ほんと単純に学問に興味がなかったですから。 それが今は楽しい、不思議ですね~。 さて、今回のブログタイトル『数学と私』についてです。 わざわざ長々と、ど~でもいい、わたしの経歴や大人の勉強についての思いを書いた理由は『数学』にあります。 構造設計の本を開くと、『数学』の奴が、ちょいちょい顔を出しやがるんですよね。 本を執筆していらっしゃる方は、悪気などないと分かっているのですが、、、 「数学わかってることが前提」で、話を進めるんですよ本の中で。 ええ、分かっていますよ。数学の教養がない、...

お問合せ

名前

メール *

メッセージ *